もっとも効果的な家庭学習

家庭学習

1.学年末テストの振り返り

 我が家の2人の子供たちの学年末テストが終わり、採点後の結果も返されてきました。平均点が分からないのでなんとも言えませんが、結果を見る限りでは、2学期よりも良かったようです。3学期は2人とも今までよりかは頑張って勉強していましたので、頑張った分の手応えがあったと感じてくれているのなら、良かったのではないか思います。

 ただ、振り返ると、日々の勉強は習慣化されつつも、どことなくやらされ感を持ちながら勉強机に座っているという状況でもあるように見えます。したがって、たとえ短時間でも、自分自身で目標を持ち、探究心を持って勉強するようになることが今後の課題ではないかと考えています。

 

2.現状の課題

①長男の課題

 2学期の頃と比較して家庭学習にかける時間はずいぶん増えたと思います。毎朝30分の学習に加え、塾のない日は夕食後に30分程度、塾のある日は塾の授業を受けた後、約1時間自習してから帰宅しています。週末はもう少し多めに1日あたり3時間程度の家庭学習をやりました。もちろんですが、最初は気持ちが乗っていないのが手に取るように分かりましたが、ある程度、習慣化してくると自主的に机に向かうようになりました。

 一方で、勉強の仕方がまだまだ浅いのが課題です。単に問題をこなしている、教科書などのテキスト類に目を通している、といった勉強の仕方に留まっており、一つひとつの理解が浅いように感じます。また、問題をこなした後の丸つけで間違えた箇所を振り返るにしても、もう一度解いて正解なら終わりといった程度に止まっており、なぜ間違えたのか、どうしたら間違えずに解けるのかを考えるところまで振り返えれていないと感じます。

 学年末テストで間違えた問題を自宅で振り返ってみても、理解が浅いために間違えたという問題が比較的多かったと思います。例えば、学校から配布された問題集に掲載されている問題を、数字を少し変えて出題されたテスト問題があったのですが、長男はその問題を理解して解き方も解っていたにも関わらず、テストに出題された問題は数字が変えてあったために戸惑って計算を間違えてしまったようです。それ以外でも、落ち着いて解いてみれば正解できるだけの理解力があったにも関わらず、間違えてしまった問題が多数ありました。このような状況では、なぜ間違えたのか考える習慣が不足しており、日常での勉強が浅いものになってしまっていたこと。さらには単に練習が不足しており、問題を解き慣れていなかったことが原因として挙げられます。

 このように、テストでちょっとした変化球の問題が出題されても、対応できるようにしておくためには、日常の家庭学習において間違えた箇所、解けなかった問題に対しては「なぜ間違えたのだろうか?」とその原因を考えること、そしてどうしたら解けるのだろうかを考えて、正しい解き方が身につくまで類似の問題を解いていくことが必要です。長男に関しては、上記のような勉強法を身につけることが、中学2年生の1学期での課題であると考えており、この3連休で長男ともそのような話をしています。

 

②次男の課題

 次男は2月末をもって塾をやめて、3月からは通信教育に切り替えました。現在は毎朝30分、夕食後に30分の家庭学習でこの通信教育をやっています。週末も同様です。3月中は小学5年生の振り返り問題をやることになっており、比較的、間違えずにやれている感じです。ただ、次男の課題としては、コンスタントに机に向かって勉強することはできているのですが、字が丁寧に書けていない、間違えた箇所を振り返っていないなど、まだまだ”勉強をこなしている”といった状況になっています。新しいことを学ぶ、より理解を深めながら成績を伸ばすといったところまでは到達しておらず、課せられたことをこなしていると言った点では、長男と同じくやらされ感で勉強していると言っても過言ではありません。

 次男の場合、まだ小学5年生ですから、もう少し時間的に余裕がありますので、「成績を伸ばしたい」とか「1番になりたい」などの願望を持たせることにつなげられれば、より向上心や探求心を持って家庭学習につなげられるのだろうと考えています。

 

3.気持ちの切り替えも大事(マインドコントロール)

 子供たちを見ていて、まだまだ気持ちの切り替えが十分ではないなと感じることが多々あります。やはり子供ですから遊びたい気持ちやテレビを見たい気持ちが勝ってしまうなど、自分自身が関心を持っていることに気持ちが偏りがちです。大人であれば、仕事を通じてキャリアアップを図ることや社会に貢献してより必要とされる人材に成長することなど、使命感を持って仕事に取り組むことで自然と気持ちの切り替えもできるようになりますし、仕事への集中力や難題への挑戦心なども強くなってきます。

 子供にどうやって使命感を持たせるのか、親にとってはなかなか難易度の高い課題ではあります。私自身も子供たちに将来こうなりたい、そして世の中に対してこのように役に立ちたいなどのように、何らかの使命感を見出してもらいたいとは思います。しかし、そのために親として何をしてあげないといけないのかは、十分整理しきれてはいません。ただ、将来、世の中がどう変わろうとしているのかを子供たちに理解させることは必要であると思いますし、世の中がどのような仕組みで成り立っているのかも話してあげないといけないと思っています。

4.まとめ

 家庭学習を通じて子供に勉強習慣を身につけさせるという第1ステップはクリアしつつありますが、次のステップである主体的に取り組むことや、自ら考え向上していくためには、親がレールを敷くようなやり方では、子供たちにとってやらされ感、義務感を持たせてしまいますので、私自身も子供たちへの接し方を変えていかないといけないと感じています。世間一般によく言われる気づきを与える接し方が望ましいわけですが、そのためには「この問題、なんで間違えたんだろうね?」「どうしたら間違えずに解けるのか考えてみよう!」などと接するのが良いと思います。

 しかし、それだけでも主体性を持たせるには十分ではないとも考えています。やはり、将来このような職業に就きたい、この学校に行きたい、クラスで1番を取りたいなど、自らの思いを持って勉強に取り組むことが必要があると感じています。そのために親としてできることをこれから考えていきたいと思っています。

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