子供に考えさせることの大切さ

考え方

1.この1年間を振り返って

 長男が中学校に入学して1年が経ちました。本当に時間が経つのは早いですね。1年前の入学式の日を思い出します。少々サイズを大きめにしてもらった制服を着て、入学式に臨んだ日。制服を着ているというよりも、制服に体が収まっているような見た目でした。入学した中学校は関西でも人口密集地にある学校で、比較的狭い校区であるにも関わらず、4つの小学校が連なる校区であり、11クラスが編成される比較的規模の大きな中学校です。

 勉強に関しては、入学して間もない頃はほど良い緊張感があり、小学生の頃とは違って丁寧に勉強していたことを記憶しています。その結果、1学期は成績が良かったのですが、中学校生活に対して徐々に慣れるに従い、小学生の頃の悪い習慣が出てしまい、勉強の進め方が雑になりました。そのため2学期と3学期は成績が伸び悩みました。

 

2.長男が考える成績を伸ばための課題

 こんな感じで中学1年生の1年間は思うように成績が伸びなかった長男ですが、中学2年生になるにあたり、どうすれば成績が伸びるのかを考えてもらいました。その結果、出てきた内容は下記の通りです。

①国語

 ・漢字や四字熟語、ことわざなどの暗記ものに課題があるので、繰り返し覚えるようにする

 ・文法に関する理解を深める

②数学

 ・単純ミスをなくすためにテストでは解答後に見直しを必ず実施

 ・授業中のノート取りを丁寧に行い、復習しやすくする

 ・類似問題を数多く解くことで、同様の問題が出題された際の正解率を上げる

③英語

 ・単語を正確に覚える

 ・文法は配布されたプリントや教科書の各プログラムの”まとめ”を活用して復習する

④地理

 ・国や地域の名称を正確に暗記する

 ・地域の特産物を正確に暗記する

 ・国家収入の内訳やその割合を暗記する

⑤歴史

 ・年号や人名、その他の名称を正確に暗記する

 ・歴史イベントの発生順などを正確に覚える

 ・上記を意味合いを含めて理解する

⑥理科

 ・勉強量を増やす(理科はもともと得意で課題が見当たらないようです)

 おおよそ自分の弱みを理解しているなと感じました。考えることは好きなのですが、覚えることが苦手で暗記もので点数を落としてきたことがわかります。また、数学や理科のような得意科目に関しても、理解を深めるために繰り返し予習と複数を行なっていくこと、それに伴い数多くの類似問題を解くことでより理解を深めていくことが課題であると考えているようです。

 

3.子供に考えさせることの大切さ

 長男自身にどうすれば成績が伸びるかを考えてもらいましたが、その内容を見て感じたことは、自分自身の弱点をよく理解していることに加えて、どうすれば弱点を克服できるかをさらに深掘りして考えてほしかったと思うことです。親として子供が勉強している様子を見ていると、つい「もっとこうしなさい」と方法を伝えてしまいます。しかし、そのように方法ばかりを伝えていては、子供の考える力を弱めてしまいますから、私自身も軌道修正して、どうすれば成績が伸びるかを今回、長男には考えてもらいました。

4.まとめ

 親である私が反省し、長男への接し方を変えることが最も大切だと思っています。今回の取り組みで、長男は成績を伸ばす課題は掴んでいるものの、どのように解決していくかについては、その対策をまだ十分には検討できていない状況でした。これは正しく、長男の考える力を親である私が養ってこなかったのだと思っています。したがって、これらの課題をどう克服するかといった対策を日々の行動に繋げていけれる粒度まで、長男に考えさせることが次に必要なことだと感じました。

 高校受験や大学受験は重要ではあるものの、人生の通過点でしかないわけです。ですので、これから先の人生において成功をおさめるためには、自分自身の人生ビジョンを持ち、その実現に向けて自ら考え行動できることが必要であると思います。高校や大学での学びはその人生ビジョンを見出すためにあるのですから、高校受験や大学受験に対しても、当然その先を考えて受験に臨むようになってほしいと考えています。そのためには、やはり自分自身で考え行動する習慣が必要ですし、長男に対してはそのための第一歩として今回の取り組みを実施してもらいました。

 まだまだ先は長く、親も変わらないといけないことだと感じています。根気強く長男と接していきたいと思います。

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