テスト勉強

考え方

1.3連休の振り返り

 3連休もあっという間に過ぎ、明日から子供たちは学校です。次男は「6時半に起こしてよ!」と元気よく叫びながら寝室に入っていきました。長男も渋々という表情で一緒に寝室へ行きました。中1長男は最近声変わりしてきており、少しずつ大人への道を歩んでいるといった感じです。妻が亡くなった頃は、声変わりはもちろんまだでしたし、身長も2学年下の次男とそれほど変わらないくらいでしたから、長男はこの1年で本当に成長しました。天国のどこかで妻が今の長男の姿を見ていることを願います。

 さて、この3連休は長男にとって学年末テストの勉強に多くの時間を費やした3日間になりました。2学期につまずいた分、親としては3学期で取り戻して欲しいと願っていますが、本人がどれほど頑張ろうと思っているかは心の中のことなので分かりません。しかし今回は、2学期の時よりかは頑張っているなと見ていて感じましたので、「前回より頑張ってるし、この調子で勉強すれば3学期は成績上がるよ!」と声掛けしてあげました。

2.長男は楽観的?

 この3連休、長男の勉強の仕方を見ていて感じることは、長男は本当に楽観的だなということです。楽観的であること自体は悪いことではありません。私自身も楽観的です。しかし、それは時と場合によると考えます。私が尊敬するとある事業家の方の言葉に下記のようなものがあります。

 「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に行動する」

これは物事をなす時に、構想段階ではあらゆる可能性を検討し、楽観的な構想を描くことが重要であるということ。次に、その構想を達成するために計画立案する際は、万が一ということを考慮して、抜け目のない計画を立てることが重要であるということ。最後に、綿密に立てた計画を実行に移して成功をもたらすためには、下を向いてオドオドとしながら行動するのではなく、絶対できると信じ、自信を持って行動することが重要であるという意味です。

 この事業家の言葉に照らし合わせてみると、うちの長男は「楽観的に行動し、楽観的に計画し、楽観的に行動する」といった感じです。私自身も楽観的ではありますが、少なくとも準備作業においては悲観的に考えて、ここまで準備しておけば大丈夫と言えるところまでしっかり準備をしています。中高生や大学生の頃もそうでした。テスト勉強もあらゆる角度から可能性を検討し、その一つひとつを潰しこむように勉強していました。それに加えて、大学生の頃は情報戦も加わります。どこから出題されるか、どんな問題が出るかなど、どこからともなく情報が行き交いますから、しっかり情報も収集して、より確実性高くテスト勉強していた記憶があります。

 それに対して、長男の場合、まずは一通り目を通していれば大丈夫という程度のテスト勉強ですから、ちょっとした変化球が飛んでくると途端に打てなくなるということを小学6年生の頃から繰り返しています。ただ、楽観的な性格がいきなり悲観的に変わることはありません。ですから、決して本意ではなかったのですが、この3連休はとにかくたくさんの問題を解く、そして理解できていない箇所を勉強し直すということを「とにかくしなさい!」と言ってやらせました。私を含め人間誰しも、やらされてみて初めて解ることもありますから。

 

3.本質的に必要なやる気とは?

 よく見かけるフレーズに「子供のやる気を引き出すには」みたいなものがあります。本質的に必要なことは確かにやる気なのですが、私はどのようなことがきっかけになってやる気につながるのかが重要と考えます。

 やる気には気分的やる気、達成思考のやる気、目的思考のやる気というような区分分けができます。これとは別に、義務感によるやる気、責任感よるやる気、使命感によるやる気といった区分分けもできます。この2つの区分の分け方があるのですが、これらについては一つひとつ解説するとそれだけでブログ1つ分になりますので今回は割愛します。しかし、見ていただければ感覚的にわかるように、最も望ましいやる気は「目的志向のやる気」と「使命感によるやる気」です。この2種類のやる気を引き出すことができれば本物のやる気であると考えています。

 しかし、このようなやる気の引き出し方はそう簡単にはできませんし、そのやり方が分かるなら、私も苦労をせずに済みます。この件、改めて私の考察を別のブログで書きたいと思います。

 

4.まとめ

 子育て四訓という言葉があります。子育て四訓に関しても別のブログで書きたいと思いますが(気になる方はネットで検索すると出てきます)、乳児や幼児の頃は親が子供の人生をナビゲートしていくことが求められます。要するに手取り足取りみたいな状況です。しかし、少年になってからも手取り足取りしていては自立した人間に成長できませんし、子供も徐々に親から距離を置きたがるので、手取り足取りしたくてもさせてくれません。しかし、目を離してはいけません。少年はまだまだ人として未熟な面が残っていますから、人の道を踏み外さないよう目を離さずにしっかり見守っておくことが必要です。ちなみに青年は心を離すな、です。

 この子育て四訓による少年とは、中学生から高校生くらいであると思います。したがって、中学生のテスト勉強は小学生の頃のような手取り足取りではなく、やり方を確認してあげて良くなければ訂正してあげる。そして実際の勉強は本人にやらせて親は見守る。ただ、勉強した結果はちゃんと聞いてあげて思わしくないところを訂正してあげる。このような接し方が良いのだと考えて、長男にも実践しています。

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