1.中間テストの結果
中学2年生の長男の1学期中間テストが終わりました。まだ全ての結果は返されていませんが、明らかに暗記物で点数を落としている傾向が見えました。具体的には社会です。ちなみに数学や理科は得意でもあり好調でした。
考えて答えを導き出す問題では良い点数を取っており、あとはケアレスミスを防ぐだけ。
ケアレスミスは、以前と比較すると随分減りはしましたが、まだ残っています。例えば、数学の結果は91点でしたが、マイナス9点分すべてがケアレスミスでした。
本人いわく、「ちゃんと見直しをしたよ」とのこと。見直しをしても間違えるとは、どういうことなのか?落ち着いて解けば正解できていたはずなのに。集中力の問題かもしれません。この点は改めて長男に詳細を確認し、対策を考えたいと思います。
2.暗記物の対策を考えてみる
では、長男が苦手とする暗記物について、どのような勉強法があるのか調べてみたところ、下記のような種類があるようでした。
・何度も書く
・暗記ペンとチェックシートを使う
・関連したものと一緒に覚える
・語呂合わせ(年号など)
・第3者に自分の言葉で説明する
・音読
今までの長男の暗記法は、「何度もなく」と「暗記ペンとチェックシート」でした。ただ、家庭学習の様子を見ていても、この2つについては、明らかに集中力が保てていないのが見てわかるくらいでした。面白くないのだろうと思います。
面白いと思うまでではなくとも、まずは長男が気力を保ちやすい暗記法はどれだろうかと考えてみました。
「関連したものと一緒に覚える」ですが、これは基礎知識が必要かなと思います。例えば、社会であれば歴史と地理です。日本は製造業が盛んと言われた時代がありましたが、時の流れにより円高が進行したことで、生産工場が海外移転していくことになりました。
では、現在、どのような工業製品がどの国で最も作られているのでしょうか?それぞれの国の歴史やその中での政策にも関係しますから、世界史と地理は関連づけて覚えられます。しかし、これはある程度、基礎が理解できた後のことですから、うちの長男には使えません。
次に「語呂合わせ」ですが、一部においては有効です。例えば、”いい国つくろう鎌倉幕府”などは有名であり、記憶にも残りやすい語呂です。しかし、世にある語呂の類において、全てが覚えやすいものばかりではないので、この方法もある程度基礎が身についてからでないと効果が見込めません。
「第3者に自分の言葉で説明する」も同様に、そこに辿り着くまでの道のりが別に必要であるかと思います。
最後に「音読」はどうでしょうか?これも音読するという動作そのものには、ある程度の決心と集中力が求められます。しかし、私の経験上、3回読むと全体が把握できます。把握できると少し関心も湧いてきます。
5回読むと書いてある文章が頭に入ります。そうすると、音読の時に文字を目で追わなくとも、その先の文章が頭に浮かび、無意識のうちに口が動きます。
10回読むと、文章に出てくる単語までもが頭に入ります。単語が頭に入るということは、あとはその単語が書けるかどうかを確認すれば良いわけです。
3.音読による勉強法
このように考えると、音読による暗記法であれば、私も長男に教えることができそうです。
また、長男の場合、まだ社会や英語といった暗記による勉強がより必要な科目については、まだまだ基礎を身につける必要があると思いますので、「音読」による勉強法が最適ではないかと考えました。
第1ステップは教科書で1学期に習う範囲の全体が把握できるまで音読すること。目安としては音読3回くらいと思っています。
第2ステップは、音読の際に次に出てくる文章が頭に浮かぶこと。目安5~7回かと思います。
最後に、文章に出てくる単語までもが頭に浮かぶこと。これは科目にもよると思いますが、10~20回の音読が必要かと思っています。
次の期末テストは6月最終週ですから、第2ステップまでやってみて問題集で理解度を確認するといったやり方で進めようと思います。
4.まとめ
勉強というと問題集を解いたり参考書を使ったりするのが通常ですが、最も基礎である教科書の音読は、私自身、盲点だったと反省しています。
私も子供の頃、塾通いをしていましたから、学校の教科書よりも塾のテキストや問題集を使った勉強を中心としていました。
それはもちろん重要ですが、やはり基礎は学校の教科書。これをしっかり頭に入れることの大切さを今更ながら感じ取っている次第です。
長男の中間テストの結果を振り返って、数学や理科といった得意科目は平均点よりプラス20点程度の高得点を獲得できました。良い点数が取れると長男もモチベーションが上がるようです。
この調子で期末テストは5科目合計で400点を目標に頑張っていこうと思います。
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