子供に気づきを与える方法『課題提起』

方法論

1.悩み

 私は日頃から「片付けをしなさい!」「忘れ物はないか?」「宿題はやった?」「この前のテストの点数はどうやった?」などと、子供たちに口うるさく言っています。口うるさくとは、具体的にどの程度かと言いますと、毎日です。毎朝「忘れ物はないか?」そして、毎晩「片付けしてから寝なさい」「明日の用意はできた?」と言い続けています。

 それなのに、子供たちはというと毎晩片付けをせずに寝ようとします。明日の準備をせずに寝ようとします。何も言わなかったら宿題をしません。あぁ、なんでやろう・・・。

 

2.何故なのかを考えさせる

 子供たちが将来、言われないとやらない人間に育ってしまうのは絶対に避けたい。だからと言って、私が言い続けても改善しない。ということは、私が接し方を変える=私が成長しないといけないんだなということですね。

 ということで、普段の仕事で当たり前のように使っている”部下に考えさせる”という手法を子供たちにも使うことにしました。

私 「何故、片付けをしないといけないのかな?」

次男「うーん、汚くなるから?」

私 「・・・。もうちょっと考えてみようか。」

私 「何故、勉強しないといけないの?」

長男「将来、行きたい会社に入ってたくさんお給料をもらうため!」

私 「それは、お父さんが言ってることやん・・・。」

 子供たちの回答は、もちろん私が期待する内容ではなかったのですが、これはまさに、私自身の子育てによるものですよね。親として反省です。そこで今日は、長男には勉強することの意義、次男には片付けをすることの意義をそれぞれ考えておくように伝えました。次の週末にそれぞれの考えを聞いてみます。

 

3.ものごとの本質

 片付けや勉強の意義について、私自身は自分なりの考えを持っています。その考えは私自身、人生経験のどこかで何らかの気づきを得て、それらを自分なりに考え方としてまとめたものになります。だからこそ、子供たちが勉強をしていない、片付けをしていないのを見つけると問題だと思って、ついつい口うるさく言ってしまうのです。

 ただ、言われた側の子供たちは、私がなぜ口うるさく言っているのか、その本質までは理解していないということです。長男はかろうじて、私が勉強する理由について過去に話した内容を覚えていましたが、かと言って能動的に勉強するわけではありません。ですので、子供たちには自分なりの考えを持たせないといけないというと何だろうと、親として気づきを得たのです。ビジネススクールでクラスディスカッションさせるのは、生徒同士で自らの考えを発表しあい、気づきを得るという目的と一緒ですね。。

 当然、子供たちと私とでは人生経験の長さや厚みが違いますから、自分と同じ水準での気づきを求めることはできません。さて、次の週末、子供たちはどんな考えを私に聞かせてくれるか楽しみです。

 

4.まとめ

 子供に気づきを与えるには、何故それが必要なのかについて考えさせることが必要と考え、子供たちに勉強と片付けの必要性について考えるようにと伝えました。当然、子供たちは私より人生経験が短いですから、過去の経験に照らし合わせてそれらの必要性を考えると言っても、どれほどの意義が見出せるかは分かりません。

 ただ、子供たちが自分なりの意義を見出すことが今後の成長に必要不可欠と考えて、今回、子供たちに課題提起しました。これは親である私自身の成長にも関係しています。今回をきっかけに、子供に対する接し方を変えようと思います。

 では、次の週末、子供たちに考えを聞いたら、改めてブログに書きます。

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