子育てを通じた親の成長

考え方

1.今日の私の反省点

 新学期早々、今日は長男の通う学校と次男の通う塾で模試がありました~。

私 「どうやった?」

長男「理科はかなりいい!」

私 「3教科は?」

長男「結構いいよ!多分、今までで一番いい成績!!」

私 「よかったやん!じゃあ、念のため振り返りしておこうか。」

長男「了解~」

私 「どうやった?」

次男「算数は100点!いや1問だけ間違えた。」

私 「ホントに!?すごいやん。国語は?」

次男「まあまあできた。」

私 「じゃあ、振り返りしときや~。」

次男「・・・。」

 次男の返事がないと思って視線を向けると、なんか座り込んでいじけていました。どうしたのか聞いてみると、、、

次男「振り返りって言われたって、どうしたらいいか解らん・・・。」

 ここで本来なら反省すべき瞬間でした。私は振り返り=模試での回答を自己採点し、間違えた箇所をやり直すという意味で伝えたのですが、次男にとっては私のいう”振り返り”が解らなかったのです。仕事では顧客志向であったり、経営者視点や現場視点に立って物事を考えることが習慣化されているにも関わらず、家庭になると”子供視点”で考えることができていないですね。これは本当に反省です。

 その後、次男には振り返りの目的と方法を説明し、一緒に振り返りをやってみました。やはり最初は一緒にやってあげないといけませんね。言葉だけでは伝わりませんし、一緒にやってあげることで、子供がどういった間違いをしていたのか、その内容と原因が手に取るように把握できます。なんと次男は、1問だけ間違えたと言っていたにも関わらず、11問も間違えていました。それも11問中10問は単なる計算ミス(涙)

 

2.子育ての難しさ

 今日、次男を塾に送り出す際、私は次のように言いました。

私 「ちゃんと見直しするんやで!」

次男「分かった~!」

なんのことはありません。全然分かってなかったということですね。次男には、テスト時間中に全ての回答が終わり、時間が余ったら見直しをするということを、この半年間、伝え続けてきました。しかし、そもそも何故見直しをするのかという目的を理解させることや、気づきを与えて主体的に取り組む気持ちを醸成することができていなかったんですね。

 もちろん、冷静になれば、次男もテストでの見直しの必要性は理解しています。頭では分かっていても実践できていないのは、見直しをすることが自分にとってどれだけ意味のあることなのかを、次男に伝えられていなかった、腹落ちさせることができていなかったということでしょうか。私自身は、次男の将来のために、自分のやりたいことが見つけられるように、つきたい職業につけるように、そのために勉強の仕方を教えたつもりでしたが、その意図はまだまだ伝わっていなかったのだと反省しました。

3.子育ての本質

 私自身、自らの性格を自己分析すると、なかなかの利己的人間であり、相手の気持ちを鑑みて言動することが苦手なタイプであると思っています。良く言えば自分の考えやスタンスを持っている、一方では周囲の立場で考えることが苦手。

 思い返せば、独身の頃の私は本当に利己的であったと思います。しかし、結婚し、長男が生まれて以降、利己的な姿勢が徐々に変わり始めたと思います。身重の妻を気遣うこと、生まれて間もない我が子を守ってあげるという気持ち。生まれて初めて自分以外の人を大切にすることを学んだのは、結婚、そして長男の誕生だったと思います。

 このように思い返すと、子育てとは、親としての自分自身が人間的成長を遂げていくものと言っても過言ではないように思います。結婚し、子供ができ、自分以外の守るべき人ができた時、それまでは何もかもが自分優先だったのが、妻や子供優先に思考が変わっていく。これが子育ての本質的意義ではないかと考えました。

 子供にとっての私は、生きていくために絶対的必要な存在であろうと思います。私は、子供にとってそのような存在であることを常に肝に銘じながら生きていくことが使命であるとも言えます。したがって、親はその使命を果たしていく、そして親自身も人として成長を遂げていく。これこそが子育ての本質であると思いました。

4.まとめ

 日常では、子育ての現実に直面しており、親である私たちに気持ちの余裕がない時もあります。そのような時は、このブログに書いているようなキレイゴトで子育てを進めることはなかなか難しいものです。しかし、どこかのタイミングで自らを振り返る瞬間は必要と思います。なぜなら、その瞬間こそが親として成長できるタイミングであると思うからです。

 今日、私は子供に模試の振り返りについて、反省点がありました。しかし、反省したのはまさしく今です。このブログを書きながら反省したのです。次男が模試の振り返りのやり方が解らないと言った時は、「なぜそんなことが解らないのか」と思ってしまった自分がいました。振り返りの方法を教え、一緒にやってみたものの、そのまま反省せず、やり過ごしてしまっていたとしたら、私の成長はなかったと思います。

 親として自らを振り返る瞬間、それは私にとってこのブログを通じて日々の出来事を振り返り、反省し、自らを変えていく瞬間を言います。皆様におかれましても、このような振り返りの瞬間を持たれてはいかがでしょうか。

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