1.乳児を子に持つ親の悩み
今日は実家に預けていた子供たちが帰ってきて、早速、塾やらサッカーやらで慌ただしい日になりました。中学生ともなると塾から帰宅するのは22時を過ぎることも多々あります。昨日、長男が乳児だった頃の動画を見ていると、その光景が昨日のように思い返されましたが、その長男もすでに中学1年生で夜遅くまで塾に通っているのかと思うと、年月が過ぎるのは本当に早いです。
さて、本題に入りますが、とあるベビー用品メーカーが2018年に行なった調査によると、乳児を子供にもつ親の悩みベスト5には子供の生活リズム、子供の食事、叱り方、だっこぐせ、夜泣きがあるとのことです。私も長男が小さい頃は、はじめての子供でもあり、なぜ泣いているのかわからない、何を要求しているのかわからないという状況でしたから、オムツはキレイやしオッパイも飲まない。なので、妻と2人でとりあえず抱っこするしかなかったということが良くあったのを記憶しています。
2.これら悩みの解決法
解決法と言いましても、長男が乳児だった頃の記憶を辿り、自分にもそういう悩みがあったのかを振り返り、どう乗り切ったのか、あるいは今だったらどう対処するかを考えてみたいと思います。
①子供の生活リズム
そもそも乳児は1日のほとんどを寝て過ごしますから、リズムなんて気にしたことなかったです。確か2~3時間おきにオムツを変え、授乳させの繰り返しですから、子供が夜遅くに起きることや、一度起きたら夜中でもしばらく寝ないということは当たり前と思っていました。ただ、長男の面倒を見ている妻を見ていると大変ですし、時折は私も夜中に一緒に起きて授乳後にゲップを出させたりしたものです。うちの長男はややショートスリーパーですから、乳児の頃もなんだかいつも起きているような感じでしたね。ということで、子供の生活リズムに関しては、特に悩んだことなかった、というよりも、そもそも生活リズムがないものだと思っていました。
②子供の食事
食事を食べてくれないという悩みも、それほどなかったです。授乳回数を減らして離乳食へと変わる時、嫌がってなかなか食べないということが少しあったくらいです。妻が美味しく料理してくれていたのかもしれませんね(汗)
③叱り方
叱り方には困ったことがありました。食事中だったと記憶していますが、食べながらふざけるんですね。ふざけて食べ物で遊び出す、食器を投げるなどなど。叱ってもまた同じことを繰り返しますが、その時妻からは「お父さん舐められてるで。叱り方が甘いねん」と言われた記憶があります。
叱り方とは言いますが、これって方法論でもあり精神論でもありますね。今から思えば、心の底から叱っていなかったと思います。もちろん今では、子供の至らない点に対して、子供の将来に対する親としての責任感を感じながら改めようという気持ちを込めて叱ります。でも、当時はそこまでの気持ちを込めた叱り方が出来ていなかったなあと思っています。なので、叱り方は徐々に身についてきます。
④抱き癖
これはむしろ、どんどん抱っこしてあげて下さい、と産婦人科から言われてましたので、悩むことはなかったです。そもそも抱き癖って言っても、乳児は1人では何も出来ませんから、何かして欲しい時には泣きます。泣くと抱っこしてあげながら、おむつは大丈夫か、お腹は空いていないか、遊んで欲しいのかなどと確かめますよね。どれでもなければ、抱っこして欲しいだけだったんだとなります。
子供は成長すれば抱っこなんてさせてくれなくなります。ですから、抱っこできるのも今のうちだと思い、どんどん抱っこしてあげたら良いのだと思います。
⑤夜泣き
夜泣きは確かに悩みました。昼間よりも夜泣きの方が、なぜ泣いているのか検討がつかないものです。もしかしたら体調でも悪いのかもしれないと考え出すと、親も眠れなくなってしまいます。夜泣きが治らない時は本当に心配になりますよね。
これはあくまでも経験則ですが、発熱など明らかに体調に異変があればもちろん病院行きですが、特に何もなく泣いているだけなら、根気強くあやしているとそのうち疲れて眠りますし、翌朝、何もなかったかのように普段の生活に戻っています。今はスマホがありますから、どうして良いか分からないことがあってもネットで検索すれば対処法は何なりと出てきます。夜泣きは心配になる時がありますが、これも多くの親が乗り越えてきた道だと思えば、過度な心配はいらないのかと思います。
3.私が心配したこと
長男はやや成長が遅れていたのですが、その中でも特に気になったのが、こだわりが強かったことです。アスペルガー症候群と言いますが、その特徴が何点か長男に出ていたことはちょっと心配でした。マイペース、決まった順序にこだわる、好きなことへの興味関心が異常に高いなどなど。幼稚園に通い出した頃はなかなか環境に馴染めず、夏休みの直前になるまで教室に入れなかったことがありました。その他、言葉が出るのも遅かったですし、歩き出したのも遅かったです。特に大変だったのは順序にこだわる点で、例えば水道の蛇口を閉める動作やチャイルドシートから抱き上げる手順などに、長男が異常にこだわっていた頃があり、その時はさすがに私も参ったことがありました。
しかし、今はどうかと言いますと、至って普通の小中学生として成長しています。明るく活発ですし、幼児の頃は少々ネガティブ思考だった性格が、今では何事も前向きです。中学生になってからはさすがにしっかりしてきました。私もアスペルガー症候群を疑っていた頃は、これも性格の一つだから気にすることはないと自分に言い聞かせていました。過度に心配したところで長男にとって良くなるものではありませんし、性格の一つと思えばそれを活かした育て方ができるのではないかと考えていました。
なので、自分の興味ある分野に対して一生懸命になれる特徴を活かし、長男には自分のやりたいことをやらせてきました。幼児の頃からピアノや読書が好きで毎日欠かしたことはありません。小学生になってからはプログラミングに興味を持ち、5年間通わせています。好きなことにハマりやすい、言い換えれば好きなことを見つけられている、そしてそれを継続できているので結果として良かったと思っています。長男には本当に継続力が身についています。
4.まとめ
私は楽観的な性格なので、悩みらしい悩みはもしかしたらなかったかもしれません。アスペルガー症候群を疑っていたときも、妻は本当に心配していましがが、私はあまり気にせず、休日は長男を公園に連れ出し一緒に遊びましたし、本を買っては読み聞かせていました。ピアノの練習風景を動画に撮り、どんどん上手くなっていく長男のピアノを楽しく動画に収めていました。
今から思えば、親である私が過度に心配しなかったことがよかったのではないかと思います。親が心配すれば、その気持ちは子供に乗り移ります。そうなると、子供に余計な心配を感じさせますし、それが更に状況を悪化させるのではないかと思うからです。
人間誰しも完璧ではありません。怖がりな人、臆病な人、控えめな人、様々です。ですが、そう言った性格も捉え方を変えれば長所になります。私は何事にもポジティブな捉え方をするように心がけていきたいと思います。
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