1.読解力の大切さ
高校受験を見据えるといろいろ悩ましいことが多いのですが、その中の一つが国語の学力向上です。その中でも特に悩ましいのが文章問題。言い換えると読解力が試される問題です。学校の先生いわく、日頃から読書をやっている子が伸びます、とのことですが、まさにそうなんだと思ってしまいます。なぜかというと、私自身、子供の頃から読書が好きではなく、御多分に洩れず国語は苦手科目でした。特に文章問題は苦手であり、”これ”が何を指すか、”この場面の主人公の心情に最も近いものは”などといったような、文中に出てくる言葉の背景を読み取って回答するのような問題が特に苦手だったからです。
その後、社会人になって仕事柄、文章を書くことが多くなりました。さまざまな分析結果や改善策の提示などを相手が理解できる言葉を使って文章を書く訓練を、仕事を通じて繰り返し行うことで、書くことはもちろん、読解力も同時に身につきました。私自身はこのような経験を経て、社会人になってから読解力を身に付けたのですが、子供たちには今のうちから日常的に読書をすることで、読解力を身につけさせたいと思っています。
2.子供たちの読解力
子供たちはというと、長男は幼児の頃から読書が好きで、私も休日は読み聞かせをしていましたし、長男自身もよく本を読んでいました。もちろん今でもよく読書をしています。国語の学力についても悪くなく、今まで苦手意識を持ったことはありません。特に文章問題は比較的得意で、反面、漢字など暗記物が苦手なようです。
一方、次男の方は幼少期から長男と同じように読み聞かせはしてきたものの、自ら読書をすることはなく、本人も読書は嫌いと言っています。国語の学力についても長男と真逆で、漢字などの暗記物は得意ですが文章問題は苦手です。学校の宿題を見てあげる時があるのですが、文章を意味合いを理解しながら読むことができておらず、羅列された文字を単に読んでいるかのようでした。
3.読解力の高め方
この春休みの最終日となる4月7日に、子供たちにはどうすれば成績が伸びるかを考えてもらい、科目別に対策を記載してもらうことにしています。その中で読解力の高め方については、すでに子供たちとは話し合っています。2人の子供にそれぞれ読書はしてもらうのですが、単に読むだけではなく、読書後に内容の要約や感想などを文章にまとめる練習をしてもらおうと考えています。そうすることで、読書の質が向上すると考えるからです。幸い、長男、次男とも今はパソコンのタイピング、あるいはマイクロソフトのパワーポイントやワード、エクセルを使う練習をしていますので、読んだ本の要約や感想もワードを使って書いてもらうことにしています。その方がモチベーションも上がるみたいです。
4.まとめ
読解力を高める目的は、何も学力的な側面だけではなく、コミュニケーション力の一つとして読解力は重要と考えるからです。それはさておき、我が家の子供たちの読解力を高めるために、読書については量よりも質を高めて実施したいと考えています。質の良い読書をすることで、文章の意味合いを理解し、あるいは洞察できるようになり、高い読解力が身につくと考えています。そして、質の良い読書をするために、要約と感想を取り入れるのがベターではないかと考えました。
この春から中2と小6になる子供たちの、読解力を高める今後の取り組みについては、折に触れて途中経過をまとめたいと思います。
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