長男の学年末テストでの取り組み

方法論

1.学年末テストが終了

 私が顔面神経麻痺の治療をしている間に、長男の中学校では学年末テストが実施されました。治療と学年末テストの期間が重なったのはタイミングがよかったです。長男のテスト勉強の様子をテストの前日まで見ることができましたので。。

 実は、2学期の期末テストの際に長男と話していたことですが、長男はテスト勉強について「大丈夫」と言っていたにもかかわらず、テストの結果を見る限り大丈夫ではなかったということがありました。したがって、長男とは「大丈夫と思っても、さらにもう一度はテスト範囲をひと通り確認して、本当に理解できているかどうか振り返りをすること」を話していたのです。今回の学年末テストの勉強では、その一通りの確認を最後にしていましたが、長男いわく、やはり十分に理解できていない箇所が残っていたとのことでした。最終的にテスト結果がどの程度かはまだ分かりませんが、大丈夫と思っていたことが大丈夫ではなかったことを長男が気付いてくれていたら、それで一歩前進と考えています。

 

2.大丈夫というレベルへの到達

 人間誰しも何かしらの壁にぶつかり、それを乗り越えるために努力する時があります。その際、どの程度の努力をすれば壁を乗り越えられるかは何回かの経験を経て感覚を身につけるのだと思いますが、ここでいう感覚の精度にはずいぶん大きな個人差があると思われます。楽観的な人もいれば悲観的な人もいますから、個人差があるのは当然ではあります。しかし、社会で成功を治めるには、自分の努力がどの程度不足しているかを計れる感覚と、その不足分を埋め合わせる努力を惜しみなくできる向上心が必要と考えます。

 向上心は単純に「将来こうなりたい」という願望の強さですから、これを身につけるには、長男自身が将来どんな仕事をしたいのか、どんな学校に行って何を学びたいのかを自ら考えることが最も近道です。そのための親の役割としては情報共有であると考えます。将来、世の中がどのように変わっていくのか、その中で仕事はどのように変わっていくのかということ。また、それぞれの高校や大学が持っている特色などを長男に共有していくことも大切ではないかと考えています。そうすることで、長男にとって自らの将来を自ら考えるためのきっかけになりますし、自ら考えるための情報のベースも蓄積されます。仮に私が共有した情報だけで不足するなら、長男自らが情報収集して、それをもとに考えるようになるとも思います。このようなことを繰り返して行い、強い願望が培われると考えます。身近にあるテストも同様です。この高校に行きたいという願望がテストでの目標にブレークダウンされ、日々の勉強を頑張ろうということになります。

 もう一点の精度ある感覚についてですが、こちらは経験を積む中で身につけるしかないのかと思われます。しかし、早く身につく人もいればそうでない人もいます。その差は何かと言いますと、悲観的なものごとの見方や考え方ができるかどうかだと考えています。どこまでいっても楽観的な人には精度ある感覚は身につきません。やはり、「今のままで本当に大丈夫なのか?」と自分に問い続け、現状の再点検し、少しでも隙が見当たれば徹底的に再確認を行う。このような人のほうが、より早く「ここまで努力すれば大丈夫」という精度高い感覚が早く身につくのは間違いありません。

 

3.うちの長男の大丈夫のレベル

 今回の学年末テストの勉強風景を見る限り、2学期の時よりかは「大丈夫のレベル」を引き上げて頑張ったと思います。レベルアップです。本人も今回は前回のテストより事前の勉強で不明点を潰し込めたと言っており、それなりに満足している様子でした。

 一方、私から見ますと、これからテストを繰り返す中でこの「大丈夫のレベル」をさらに一段ずつ引き上げて行って欲しいと感じてます。今はまだ中学1年生ですが、高校や大学受験は中学校のテストのように範囲が指定されているものではありませんし、ましては社会人ともなると自分自身で課題を見い出して、それに取り組むことなどは日常的にあるわけです。ですから、中学校のテストのように範囲が決められてテスト勉強に取り組むうちは、その範囲を漏れなく理解するくらいであって欲しいと考えています。仮に、その範囲すら全て網羅できないような勉強の仕方になってしまいますと、高校や大学受験、さらには社会人での仕事において大きな壁にぶつかることになってしまいます。したがって、中学2年生の1年間は長男の「大丈夫のレベル」を一つずつ引き上げていけるよう接していきたいと考えています。

 

4.まとめ

 愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶという言葉があります。賢い人は、成功を治めるために下調べをして、成功するための方法を把握した上で実行に移すという意味合いだと思います。この言葉の通り、範囲が決められている学校のテスト対策の勉強法は、ある程度”やり方”というものが存在します。したがって、この勉強のやり方を理解し、その通りに取り組んでみる。私は勉強そのものはもちろん大切と考えますが、そのやり方を身につけて実行することも同じくらい大事なことだと考えています。

 今回取り上げた「ここまで努力すれば大丈夫」というレベルへの到達の仕方も一種の勉強法です。したがって、ただ闇雲に勉強するのではなく、やり方にもこだわって勉強に取り組めるよう、長男の中学2年の一年間を見ていきたいと思います。

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